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着物deサッカー・ブログ編
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着物好きの漫画家・川崎ひろこによる、日々のつれづれ。
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作品掲載情報 『悉皆屋篁御客様控』ほか

2018/05/06 13:20
作品掲載誌のご案内です。


『悉皆屋篁御客様控』その十
「別冊サクラミステリーデラックス」6月号[メディアックス]

着物のことなら何でも引き受ける悉皆屋さんの話、第10回。
化学研究所に勤める倉本紅子は
大学での特別講義のため九州に出張することに。
所長の息子・仙波道生もカメラマンとして
九州まで撮影に行くということで
レンタカーを借りて共に移動するのだが
その途中で車が故障して、とある村に立ち寄る。

ところが携帯電話も通じず、歩いて渡った川が増水して
二人は村から出られなくなってしまう。
電気もガスもなく、まるで江戸時代のような暮らしをしているその村では
小石丸という絶滅寸前の品種の蚕を飼い
美しい糸を取り、布を織っているのだった。

蚕を医薬品の原料としてしか見ていない紅子は
密かに思いを寄せている仙波と一緒に
村で蚕の世話などをしているうちに
少しずつ考えが変わって行くのだが…。

というお話です。
実際に小石丸を飼い、染織、機織りと
全てをやっている工房に行って取材させてもらいました。
「蚕を品種改良して糸を吐かないようにし、
そのたんぱく質を医薬品の原料にする」
というニュースを見たことがあって、
主人公を研究者に設定し、その真反対にある
江戸時代のような暮らしの村に置いてみました。

取材時は季節的に蚕はまだ卵で
実際に見ることはなく、したがって
桑を食べるときのすさまじい音を聞くこともありませんでした。
虫系は苦手なので、ちょっと助かったかなと。
美しいスカーフは、喜んでお土産に買いましたけど。



『氷の女』 「ほんとうに泣ける話」6月号 [ぶんか社]

浅香流生花家元の娘に生まれた青子。
病床の父に流派を受け継いでくれと頼まれるが
養子である義兄こそが後継ぎにふさわしいと
一人家を出て、独立をする。

生け花を教えることではなく、
ただ花を活け、自分の作り出す美を万人に認めさせる
そのことだけを願う青子は、
出会う男たちを次々に虜にし、利用し、
思う通りの花材、作品を撮るカメラマン、
展示する場所を手に入れていくのだった――。

「金や名誉で砕けない、
愛だの優しさだので溶けない、
氷のような心の人間」を描きたいと思いました。
そしてこれは、300以上ある自分の作品の中でも
かなり好きな方に入ります。


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着物でランチ@丸の内

2018/05/06 13:20
春の一日、友人たちとランチをしてきました。
着ていった着物は、これ。

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七宝文様の小紋。
新緑の季節ということで、緑色の入ったものにしました。
帯も淡い緑色でまとめて。
かんざしの模様がそろそろ年齢と合わなくなっているけれど
ま、いいか、という感じで締めてしまいました。
帯締は写真と違って、茶色に変更。
帯地が薄い色なので、写真の通りだとピリッとしなくて。
帯揚も黒地に細く縞の入ったもので引き締めて。

で、この着物、母からもらったもので寸法が大きめですが
仕立て直すのも時間とお金がかかるし、そのまま着ています。
そして帯は塩瀬なので滑りやすい。
その上帯締めが細い丸組で、何となく頼りなくて。

つまり、とても着付けがしづらいのです。
案の定、帰る頃にはお太鼓結びが下がってきて
たれの部分がえらく長くなっていました。
こんなに何年も着てるのに、いつまでたっても
私の着付けのレベルは向上しません。。。

ランチはとてもおしゃれな野菜中心の中華料理。
美味しくて、量も多過ぎず、また行きたいお店でした。

この日は着物を着た姿を撮りそこねたので、別の写真を。
地元に牡丹園があると知って、地元友と出かけた日の
お花の写真です。
いつもより早く咲いてもう終わりかけていたけれど
それでも綺麗に咲いていた黄色い牡丹と、
これから咲く芍薬です。

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来年はぜひ満開の時期に着物で行きたいと
友たちと話しました。


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作品掲載情報 『悉皆屋篁御客様控』

2018/03/02 14:11
作品掲載誌のご案内です。

『悉皆屋篁御客様控・その九』
「別冊サクラミステリーデラックス」4月号
メディアックス刊

着物のことならなんでも引き受ける悉皆屋さんのお話。
今回は、15年前着物のミスコンテストで優勝して
女優になった美月沙絵が主人公。

ひょんなことで悉皆屋の哲二と知り合った沙絵は
放りっぱなしになっているたくさんの着物の手入れを頼むが
詳しい打ち合わせに来たのは染めの職人・加賀理。
「気が合わない」と文句を言う沙絵だったが
染め替えの様子を取材したいと雑誌に頼まれ
久しぶりの仕事ということもあって引き受けることになる。

実は10年前、TV局のプロデューサーと道ならぬ恋に落ち
それに破れて無気力になっていたのだったが
理の仕事に対する姿勢や緻密な作業を見るにつれ
着物好きを売りにしながら何も知らない自分を反省する。
少しずつ染織の勉強をしていき
それが女優としての仕事にも広がって行くのだったが――。

というお話です。
作中、若い時には似合っていた薔薇色の紬が
10年経って合わなくなったエピソードが出てきます。
気を張って着ている時にはそれなりに見えるけれど
帰宅してほっとした瞬間に写った鏡の姿に
もう似合わないのだと気がつく。

そういうのって、ある日突然、なんですよね。
でも主人公は、実は自分のファンだった理が
素敵な染め替えをしてくれて
その紬を一生着ていけることになるのです。
それができるのが着物のいいところ。
私も薔薇色の色無地を抹茶色に染め替えて
この先ずっと着るつもりです。


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着物で雛祭り@地元

2018/03/02 14:11
お琴を弾く地元友たちと時々お稽古していて
お雛様を飾ったとのことで
着物で伺うことになりました。
着て行ったのは、これ。

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母からもらった着物で、
てろんとした生地に不思議な模様の小紋。
もしかして洋服生地ではないかとも思うのですが
今となっては真相を確かめるすべもなく。

着物の模様が複雑なので、帯はすっきりと
櫛織の三つ鱗模様。
帯まわりも紫系統の洋服感覚でまとめました。
着ると、こんな感じ。

画像


友人は唐子人形の小紋で、ひな祭りにぴったり。
私も本当はお雛様に因んで、下の写真の
御所車模様の染帯を、とも考えましたが
別の機会に締める予定なので、今回は櫛織にしました。

画像


友人たちのお琴、『摘み草』『六段の調べ』を聞いて
『お江戸日本橋』を一緒に演奏して
私は雛祭りが出てくる端唄『年中行事』を
聞いてもらったのですが、後で
『御所のお庭』をやればよかったのに、
とお師匠さんに言われて、ああそうだったと。
右大臣左大臣・官女といった御所の世界そのものの唄です。
因みに、歌詞はこちらをご覧ください。

この日はさほど寒くはなく、日差しが麗らかで
この地域では早咲きの河津桜が満開。
昨年台風の被害を受けたせいか
あまり咲いていなかった菜の花も綺麗になってきて
のどかな春の一日でした。


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着物でシネマ歌舞伎@東銀座

2018/02/13 14:40
先日、シネマ歌舞伎なるものを見てきました。
着て行った着物は、これ。

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春らしい色あいのぜんまい紬に焦茶の帯。
着物に合わせた珊瑚色の帯留と羽織紐。
帯揚はココア色の地に道長取り文様です。

演目を全く考えずに選びましたが
『京鹿子五人娘道成寺』だったので
最後の衣裳の鱗模様に因んで
三角形の模様が入った帯でもよかったかも。
もっとも、羽織を着てしまうので帯はあまり見えません。
着ると、こんな風。

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羽裏がちらっと見えていますが
古い羽織なので、びっくりするようなセンスの裏地。
着脱ぎしなければそれほど見えないので
そのままにして着ています。
いつも書いているように、ヘンな模様なのに
どういうわけが何にでも合い、便利な羽織です。
着物で暮らしていた昔の人のセンスはあなどれません。


シネマ歌舞伎は
基本、歌舞伎をフィルムで撮った映画なのだけど
間にインタビューや楽屋裏の場面が入ります。
普通は一人で踊る道成寺を五人で踊る面白さ。
日本舞踊に詳しくない私でも
それぞれの踊りの違いがわかって興味深い。

でも、前に座っていたおばさまが
座席の背にもたれず垂直の姿勢で見ていたので
少々気になりました。
私は、「着物だと帯枕があってやや前のめりになり
後の人が見づらくなる」というツイートを見て
“特製台所用スポンジ入り帯枕”を作りました。
スポンジだから、寄りかかるとへこんで邪魔にならず
自分の背中も楽なのでいい具合です。

この日は、ランチ、映画、お茶、お稽古と
スケジュールがぎっしり。
さらに翌日にはつくばまでロケ見学に行くという
フル稼働の2日間でした。


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作品掲載情報 『海鳴り』

2018/01/24 21:06
作品掲載誌のご案内です。


『海鳴り』
「ミステリーサラ・女たちの復讐事件簿Vol.2」[青泉社]

台風の後、とある砂浜から見つかった白骨。
その遺体を砂にうずめたのは自分だと
名乗り出たのは、近くの老舗旅館の娘だった。
しかし、ノンフィクションライターだったという
その遺体の男を殺してはいないという。
いったいどういうことなのか――?

というお話です。
『海鳴り』という曲があって、
自分がもし旅先で死んだなら、
海辺の砂に遺骨を埋めてくれ
と唄うその男を、物語にしました。

歌の中では「骨を」と言っているのだけど
ミステリー誌に載る作品だったので
遺体そのものを砂に埋める話にしました。

では、誰がなぜ遺体を埋めるのか。
男との関係は?
職業は?
そんな風に考えながらできた物語です。


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着物で初詣@地元

2018/01/24 21:06
1月の第2週に、地元友と初詣に行きました。
着て行ったのは、これ。

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紅花染めの紬にタイシルクの帯。
帯留は会津塗です。
帯締めは着物と同じ、卵色。
帯揚は、帯の中の1色をとって藤色。
新年ということで、明るい感じにしました。
着るとこんな風。

画像

羽織は、黒地に蘭のような植物が描かれています。
この組み合わせでも、昔ながらの着物の感覚では
すっきりさせ過ぎなのかもしれませんが
私は現代に生きているのだから
今の感覚でいいと思っています。

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お参りした神社は、この地域の一の宮。
とても古い神社ですが、ご本殿は明治の造営で
10年ほど前に大修造されたとのこと、きれいでした。
もう初詣の人もほとんど居なくて
静かで清浄な雰囲気に心が洗われました。
桜の並木があったので、次はお花見ですね。


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