アクセスカウンタ

プロフィール

ブログ名
着物deサッカー・ブログ編
ブログ紹介
着物好きの漫画家・川崎ひろこによる、日々のつれづれ。
zoom RSS

作品掲載情報 『悉皆屋篁御客様控』他

2017/09/21 11:27
作品掲載誌のご案内です。


『悉皆屋篁御客様控』その六
「別冊サクラミステリーデラックス」10月号[メディアックス]

着物のことならなんでも引き受ける
悉皆屋篁のシリーズ、第6話です。

父の知人から蔵ひとつ分の着物を譲り受けた
大学院生の中岡理緒。
古着屋でも始めようかと着物の手入れを篁に頼むのですが
思いのほか傷んでいる着物もがあり簡単ではありません。

お目付役として付いている
ファミリーオフィスの社員・逸見と共に
篁に通うことになるのですが
まずはそれらの着物の来歴を知るために
元の持ち主である小説家・沢波環の本を読み始めます。
そこから分かったのは、戦争中の悲しい体験でした。

…というお話です。
ファミリーオフィスというのは
クライアントの資産や家族の問題をすべてマネジメントする会社。
経済番組でその存在を知って、いつか描こうと思ってました。
もうひとつは、どこで知った話か忘れてしまったのだけど
戦時中、贅沢を禁止されたことに反抗して
見た目は地味、でもとても手が掛っていて高価な
結城紬でもんぺを作った人がいたという
エピソードを使いました。



『赤い車の女』
「ミステリーサラ・女たちの復讐事件簿」[青泉社]

結婚を目前に控え、おなかには小さな命が。
幸せいっぱいだった薔子でしたが
一緒に乗っていた車が事故を起こし
婚約者もおなかの赤ちゃんも同時に失います。

事故の原因は、路上駐車していた赤い車から
ふいに出てきた女。
それを避けようとハンドルを切り
車は電柱にぶつかったのでした。
しかし、赤い車は立ち去り
法律的にも罪は問われず、そのまま月日は流れます。

ぬけがらのような3年を経て薔子が見つけた目標は
事故の原因となった赤い車の女への復讐。
ふとしたことからその女の名前や住所を知り、
女に近づこうと長年勤めていた自動車販売店をやめ
ライバルとされる会社の高級車サロンに転職するのですが…。

というお話です。
普段から車を運転していて危ないなと感じる車が多く
でもきっと法的には何も問われないのだろうと思い
こんな作品を描いてみました。
もちろん自分自身が、身勝手な運転や歩行を
しないようにすることがまず第一にあるんですけどね。

つてを頼って自動車販売店に取材にも行きました。
と同時に、その頃話題になっていた
某有名メーカーの高級車のみを扱うサロンを対極に置こうと。

今回はカラーもついた巻頭です。



『送り火』「ほんとうに泣ける話」11月号[ぶんか社]

京都の老舗旅館の娘・七穂と
そこを買収しようとしている会社の社長・真壁との恋を
古寺や季節の行事を交えて描きました。

これを描いたうん十年前(もしかして今も?)
古い旅館は一人客を泊めてくれなくて
母を呼び出して取材した思い出。
今考えると、母との二人旅はこの時だけかもしれません。

蓮華王院、永観堂、南禅寺。
祇園祭に最後のクライマックスが五山送り火。
大好きなお寺や行事をたくさん描きました。


にほんブログ村 漫画ブログ 漫画家へ
にほんブログ村




記事へトラックバック / コメント


着物で伝統芸能鑑賞@水道橋

2017/09/21 11:26
夏の真っ盛り、着物でお能を見に行きました。
今回の着物は、これ。

画像


能楽ということで、わりとフォーマルに付下げです。
この写真ではよく分からないのですが
袖下と裾にかけて、薄緑のグラデーションが入っいて。
帯は朝顔文様の唐織。
帯締めは市松文様、この呼び方は江戸時代以降ですから
古典文様という意味では石畳です。
帯の地紋も七宝で、こちらも古典文様。
一応、能衣装を意識してみました。

画像


実はこの日のプログラム、『体感する能』というタイトルで
解説やトークショー、衣裳や面の体験もできるという
初心者向きのものでした。
今まで、能を見てみたくても
いきなり初心者が行ってもなあ、と思っていたのですが
解説付きならいいかなと。

いや、面白かったです。
特に、メーンの演目である『黒塚』白頭。
安達が原の鬼を題材にした物語ですが、
白頭という特殊演出が入ります。

最初の演目、狂言の『鎌腹』に出演した狂言役者が
山伏のお供として出てきて
滑稽な素振りで、開けてはいけない扉を開けてしまうのです。
「開けるなと言われると開けたくなる」
という日本の昔話によくあるアレ。
部屋の中は、見るも無残な屍の山が…。

山伏をもてなそうと薪を取りに行った老婆が
見られたくない部屋を見られてしまって
鬼の本性を現すわけです。

滑稽な前の場面から一転して緊迫した場面へ。
結局鬼は山伏に調伏されてしまうのですが
変化に富んだ演出が初心者にもよく分かり
眠ってしまうのでは、という心配は杞憂に終わりました。

会場はさすがの着物率。
若いお嬢さんたちのゆかた姿も。
普通の能楽公演に浴衣はちょっと…ですけど
この日の催し物ならそれもありでしょう。

公演が終わり外に出ようとしたらざんざん降りで
みなさん、ぼーぜんとしてました。
雨女の私は雨ゴートも傘も準備万端。
すぐそばの、予約しておいたレストランに駆け込みました。


さて、伝統芸能はこれだけではありません。
お盆のど真ん中、何と地元で文楽を見ました。
私は知らなかったのですが、
毎年『人形劇フェスティバル』なるものが開かれていて
文楽の、第一線の方たちが来てくださるのです。
これは絶対に見なければと出かけました。
着て行った着物はこれ。

画像


ずいぶん昔に買った、ちょっと麻風に見える化繊です。
ま、地元ということで、お手軽モード。
写真ではほとんど分かりませんが
花の部分に少しだけ朱鷺色が入っています。
着るとこんな感じ。

画像


帯は博多織の、独鈷柄が1本です。
帯留をすることが多くて出番が少ない
夏用の帯締めを締めて。
帯揚げは朱鷺色のぼかしが入っているのに
この結び方じゃほとんど見えませんね。
帯揚って、単体で見て綺麗でも
うまく柄がでなかったりして難しいです。

会場にはちらほらと着物姿の人が。
男性は、「旦那衆」って感じ。
女性は、私以外の4人のうち
3人は花束贈呈の方たち。
みなさん、毎年楽しみにしている、という雰囲気でした。

会場は自由席だったので
義太夫の方たち、特に三味線のすぐそばでガン見。
めったにない近さでした。
演目は、分かりやすいものが2つ。
『日高川』は、安珍を追ってきた清姫の
綺麗な顔が突然がばっと割れて鬼になるところがすごい。

終わった後は、人形の主遣いの方と
写真を撮っている人がいたりして、和やか。
そういえば、この公演も「体験コーナー」がありました。
こういうので好きになれば
将来、国立劇場に足を運ぶ人も居るかもしれません。

能と文楽に触れた、私の夏休みでした。


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村


記事へトラックバック / コメント


作品掲載情報 『悉皆屋篁御客様控・五』『花底蛇』

2017/07/22 17:58
作品掲載誌のご案内です。


『悉皆屋篁御客様控』その五
「別冊サクラミステリーデラックス」8月号[メディアックス]

悉皆屋篁のお得意様
菱竹屋呉服店の一人息子・一馬は
高校を中退して何もせずぶらぶらしている。
見かねた母親が、名古屋の親戚の下で
働かせようと、篁哲二に付き添いを頼む。

名古屋の有松で絞り染めの見学をする予定だったため
気軽に引き受けるが、一馬はあっさりと哲二を振り切って“脱走”。
頭がよく周りの大人を馬鹿にしている一馬は
織田信長が好きで、一人で桶狭間古戦場公園へと向かう。

その公園でちょっとしたいざこざから
19歳のはなに怪我をさせてしまい、家まで送って行くと
そこは哲二が見学に訪れた
有松鳴海絞りの括り名人、とよの家だった。

はなはとよの孫で、括りの技を習っているという。
足のけがで家事ができなくなったはなの代わりに
一馬が雑用をすることになるのだが、
絞り染め作家になりたいというはなの夢や
とよの素晴らしい括りの技に触れ
少しずつ心を開いていく――。

というお話です。

有松鳴海絞りの名人という高齢女性をテレビで紹介していて
その手わざの見事さ、志の高さに感動して
いつか物語にしたいと思っていました。

実際に有松まで取材に行くと
桶狭間古戦場公園がすぐそば。
そこで、主人公に信長好きの少年を持ってきて。
着物の流通に対する疑問も少々入れました。

私自身は、絞り染めの着物は好みではないのだけど
それを作る技そのものにはとても惹かれます。
北斎や広重の浮世絵にも描かれた有松絞り。
長い歴史が、これからも続いていくといいのですけど。



『花底蛇(かていのじゃ)』
「サクラミステリーデラックス」8月号[メディアックス]

スーパーで食品販売のアルバイトをしていた
仁科ゆりあは、偶然知り合った青年・薫から
父・功の経営する人材派遣会社に入らないかと誘いを受ける。

そこでイベントコンパニオンとしての研修を受け
めきめきと実力を付けたゆりあは
やがて広告代理店の勝木の協力を得て独立、
功の会社のライバルとなる。

社員を引き抜いたことへの報復として
事務所をめちゃめちゃにされ、
信用を失うゆりあだったが
仕事を辞めて自分の妻に、という
勝木のプロポーズに出した答えは―ー。

というお話です。
昔、向田邦子さんのエッセイの中に
「花底蛇―美しいは花の下には
恐ろしい蛇が隠れている」という言葉を見つけて
いつか描きたいと思っていました。

この作品の中で私が書きたかった台詞はただ一つ。
「玉の輿なんてつまらない」
自分の実力でのし上がっていく女性を描きたかったのです。



にほんブログ村 漫画ブログ 漫画家へ
にほんブログ村


記事へトラックバック / コメント


着物でアフタヌーンティー@日比谷

2017/07/22 17:55
暑いさなか、元アシさん達とアフタヌーンティーです。
着て行った着物はこれ。

画像


涼しげな絽小紋に三角波を染めた絽の帯です。
帯留は、この日会った人が作ってくれたもので
帯締は、春先に家族がプレゼントしてくれた伊勢組紐。
帯揚には、この写真では分からないかな、
蜻蛉とメダカが刺繍してあって、
着物の模様が流水に蜻蛉なので、ぴったりです。

着ると、こんな風。

画像


なぜ三味線を持っているかと言いますと。
お茶の後に、歌舞伎座ギャラリーに行きまして
3人でキャイキャイ言いながら色々体験してきたのです。
その中で、置いてあった三味線を触って良いという
コーナーがあったので、ま、ほぼ本職ということで。
でもこれは義太夫の三味線なので
竿が太いし、安全のためか撥の先が分厚くて
とても弾けるものではありませんでしたけど。

お茶菓子の写真はこんな感じ。

画像


ちょっと角度が悪い上に
スコーンは焼きたてを別に持ってきてくれたので
なんとなくお皿の上がさみしい写真になってしまいましたけど
実際は、プチケーキもサンドイッチもちっちゃいスープもあって
なかなか豪華でした。
お茶はもちろん、好きなものを好きなだけ注文できて。
3時間と、時間に制限はあったけれど
たっぷり飲んで食べておしゃべりしました。

この後、このホテルの1階に
「フランク・ロイド・ライト」に関する展示があって
それもまたあーだこーだ言いながら
設計図と模型と写真の間を行ったり来たり。
大した展示数でもないのに時間かけて見ました。
「職業病だね〜」なんて言いながら。

やっぱり、同じ世界の人と会うのは楽しいですね。
実はこのアフタヌーンティーの前に
『池波正太郎記念館』にも行ってきて
本当に盛りだくさんの一日でした。


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村


記事へトラックバック / コメント


作品掲載情報 『銀の針と百の布』

2017/06/13 22:30
作品掲載誌のご案内です。


『銀の針と百の布』 
「ミステリーブラン」7月号 [青泉社]

高校生の滝川唯は、ある日法律事務所に呼び出され
亡くなった祖母からの形見を渡される。
それは一見つぎはぎだらけの子供用の着物で
「百徳着物」というものだと手紙が添えてあった。

この着物がもたらす「宝物」を
家族にも話さず自分の力で探せとの遺言で、
唯一手を借りていいという弁護士の北原汀子と共に
祖母の住んでいた金沢まで謎を解きに向かうことに。

自分が両親の実子ではないと叔父から聞かされて
少々つっぱっている唯は
教師のような雰囲気の汀子に戸惑うが
自分を心配してくれる姿に
次第に心を許していく。

百徳着物とは
長寿の老人や丈夫な子供の居る家から
端裂をもらって縫い合わせた着物、という情報をもとに
二人で老人施設や古裂の店を回るのだったが
その彼女たちを狙う怪しい影が。

というお話です。

百徳着物や、子供の着物の背に付ける背守りなど、
昔の人は縫い目にこそ魔をよける力があると信じたようです。
心をこめたひと針ひと針が、愛する者の命を守る。

そして、お蚕さんから糸をとって紡ぎ
染めて、機に掛け、織り、
気の遠くなるような時間をかけて作った布を、
昔の人は小さな端裂になるまで大切に使った。
それを物語にしようと考えました。

“はぎれ”という言葉自体も
昭和になってから使うようになったとか。
ほどいて縫い合わせれば
元の細長い一枚の布に戻る着物は
本当に無駄がありません。


にほんブログ村 漫画ブログ 漫画家へ
にほんブログ村


記事へトラックバック / コメント


着物で食事@クルーズ船

2017/06/13 22:29
少々前になりますが、
鳥羽までクルーズに行ってきました。
2回のディナーのうち
和食の日に着物を着ました。
選んだのは、これ。

画像


まだ4月だったので、春らしい色の小紋。
帯は海をイメージした藍色地に
リボンのような線が入っています。
帯揚は小紋の中に入っている灰色。

写真では三分紐にイルカの帯留ですが
実はブローチなので、金具が合わず下を向いてしまうため
薔薇色の帯締めをして
ブローチは根付風にぶら下げてみました。
着るとこんな感じ。

画像


ちょうど航海中に誕生日を迎えるということで
この日はバースデーイベントをやってもらいました。
結構派手なお祝いで
スタッフがぞろぞろやってきて
大きなボードを掲げてその前で
カッコいい船長さんと記念撮影。

ホールのケーキは食べきれないため
近くの席に座った方たちにおすそ分け。
その方たちにもお祝いを言ってもらって
人生で一番記憶に残る誕生日だったかもしれません。

鳥羽ではオプショナルツアーでお伊勢さんへ。
式年遷宮で新しくなった外宮内宮に
ゆっくりお参りしました。
おかげ横丁では、またしても誕生日ということで
家族に、伊賀組紐の帯締めを買ってもらって。

船では、操舵室を見学したり
星空教室で春の星座を見たり
バーに行ったり、ショーを見たり
落語もあってビンゴ大会もあって
本当に楽しく過ごしました。

海の見える家に引っ越して
もうべつに船旅はいいや、なんて思ってたのだけど
何だかクセになりそうです。


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村


記事へトラックバック / コメント


作品掲載情報 『少年が消えた夜』

2017/05/20 12:35
作品掲載誌のご案内です。


『少年が消えた夜』
「ほんとうに泣ける話」7月号 [ぶんか社]

失業中の理矢子は、
海外研修中である友人夫妻のマンションに
留守番として2年間住むことになった。

目の前に川のある下町のマンションは暮らしやすく
早速豆腐売りの少年・美一(よしかず)と知り合う。
交通事故で父を亡くし、進学を諦めて店を継いだ少年は
商店街のサッカーチームに属しているという。

その応援の最中に通りかかった選挙カー乗っていたのは
区長候補・35歳・イケメン独身の富山正義だった。
就職より早く結婚したい理矢子、
富山の選挙事務所に手伝いにいくことに。

そんな中、美一が夜の河原でひき逃げにあう。
親子二代でのひき逃げ被害に違和感を感じ
理矢子は選挙事務所で
犯人探しの協力を願うのだが…。


というお話です。
目の前の河原にグラウンドがあるという
当時住んでいたマンションのロケーションと、
好きだったサッカーをちょっと絡めて描きました。

実際にお豆腐屋さんがあって取材をお願いしましたが
見事に断られました。
なので、お豆腐屋さんの店内はあまり出てきません。
今だったら何でもネットで調べれば
あっという間に画像が出てくるんですけどね。

そういえば、結局、
あの河原のグラウンドのすぐそばに
降り立つことなく引っ越してしまいました。
一度くらい走ってみるんだったなあ。


にほんブログ村 漫画ブログ 漫画家へ
にほんブログ村

記事へトラックバック / コメント


続きを見る

トップへ

月別リンク

サイト内ウェブ検索

着物deサッカー・ブログ編/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる